練習報告【8.12】

TPのishiiです。

このバンドの魅力は何か、

プロからアマチュアまで、いろいろなバンドを経験しましたが、
このファニーフェローズというバンドの魅力は何でしょうか。

上手いバンドはいくらでもあります。
もっとセクシーでダイナマイトなバンドだってあるし、
年寄りのバンドだってあります。
このバンドにいるためには、部費を払う必要があります。
ここ10年くらいは、お金を払ってバンドをやるよりも、
お金を頂いてバンドをやることが多くなりましたが、
私もちゃんと払っています。
いえ、ツケでまとめて払っています。
私がこのバンドのことを英語で説明するときは、
このようなことを言います。

「I’ve been there for more than 20 years,
  and it’s like A my FAMILY」
私には本物の家族もいて、それは自分にとって、とても大切なものなので、
練習よりも家族との時間を優先することのほうが多くなりました。
(バンドの運営をしている方々には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいなのですが、
そこは自分が最も得意な音楽で返すということにさせて下さい。)
それでも久方ぶりの練習に、心躍る気持ちを抑えて日本人らしく
平身低頭で練習に行くのですが、ひとたび椅子に座ると一瞬にして、
長い間離れていた家族のもとに戻ってきたような気持ちになります。

初めてジャズという音楽に触れたときのこと、
初めてソロというものを吹いたときのこと、
私がこのバンドで楽器を持つときは、いつでもあの中学生のときのままです。

年を取ると、長く続けることの大切さを感じます。
続け方にもいろいろあるとは思いますが、
なによりもあきらめないことは、とても大切なことだと思います。
さて、これは練習の報告のようですので、今日の練習からひとつ紹介。

このバンドの魅力のひとつに、ツインドラムがあります。

できる限り定員制を取っていない、創立以来のモットーならではの魅力です。

今回のコンサートでもドラムの2人をフューチャーしたドラム合戦がありますが、
今日はこのドラム合戦でちょっとしたディスカッションがありました。

ドラム合戦といえば、古くは石原裕次郎と笈田敏雄の嵐を呼ぶ男、
通好みはStuff初期のクリス・パーカーとスティーブ・ガッドですが、
結論を言えばまああまり長くなく、さらっとやったほうが飽きないよ、
というところで議論は落ち着きました。


ところで、
私がほかにもやっている東京キューバンボーイズが、
シャープとジョイントコンサートで回っていた時に、
「バンドよ張り切れ」でのドラム合戦は豊岡豊さんの十八番で、
持ち前の愛嬌で盛り上げていました。

あれはいわゆる名人芸ですので、真似できるものではないでしょうが、
そういうやり方もありますね。


さて、
小沢さんの名文にはほど遠いのですが、
休暇明けのめまぐるしい仕事の合間に書いていますので、
ここらで勘弁してください。


東京は暑いですね。では。

ishii

練習報告【8.5】

DrのKANです。

毎日猛暑が続きますが皆さん体調は大丈夫ですか?
小生、食欲が落ちてゲッソリかと思いきや、
冷たいBeerを一杯飲むと食が進みウエイトオーバー気味です。

巷ではロンドンオリンピックが日本勢の活躍で盛り上がっています。
男子体操個人の金メダルは感動ものでしたネ~。
夜中起きて、メダル授与式をリアルタイムで見ていました。
「君が代」が普段よりカッコよく聞こえたのは気のせい?
金メダル用の「君が代」は編曲が違うのか?そんな事は無いか(笑)。
それから、男子と女子のサッカーは共に4強で大変面白くなって来ました。
何とかメダルを、それも金色を取って欲しいものです。

さてさて、
我らがファニーの今回のコンサートに向けての練習は
少し夏休みモードなのか?
参加者が少ないような...

リズム隊はドラムのみで合奏スタート、
確かベースの「ほ」さんが合奏前までいた様な、
用事があればしょうがないか(T-T)。

参加メンバー:
A-Sax 2人
T-Sax 1人
B-Sax 1人
Tb 5人
Tp 2人
P 1人
Dr 1人

トロンボーンセクションは珍しく勢揃い、
音圧は暑く、いや厚く迫力満点!

そして、またまたユニークな練習方法を編み出す、
我がコンマスのリョウちゃんが今回もやってくれました。
早いスイング曲をゆったりとしたグルーブでつかむ為に、
半分スピードのマーチングドラムに合わせての演奏練習です。
原曲は確かにマーチングのリズム(?)だった様な気がします。

本番まで一ヶ月、練習回数は5回、全力で仕上げましょう!

Time flies!

Kan

練習報告【7.29】

tbエイスケです。
私事ですが半年以上のブランクを経てバンドに復帰しました。
 
久しぶりの練習室の雰囲気。
おや? どこからか風が吹いてきます。


 
そう、暑がりも寒がりもいるメンバーにとって、
最大公約数的にイマイチな温度設定の
スモーキーフレーバーなエアコンでした。
懐かしい。ショバに戻った実感がジメジメと湧いてきます。
 
感慨に浸っている場合ではありません。
練習をしないといけないのでした。
この日はピアノとベースが欠席という飛車角落ちのような編成。
曲の輪郭が曖昧で、テンポをうまく保てません。


 
コンサートマスターのりょう氏から的確な指示が飛びます。
ま、受けた指示ほど的確に表現できないのがもどかしい訳ですが、
ポイントはたぶん2つ。
 

その1、
「メロディーの『文節』を意識すべし」
イメージとしてはたとえば、17文字の文章があるとして、
つい「10文字+7文字」で捉えちゃいがちなところを、
それじゃリズムが悪いんで、「5・7・5」にすると良いよ、
みたいなことなんですが…
己のうたごころのなさにしばし愕然とします。
 
その2、
「音を出さないところも音があると仮定してテンポを保つべし」
うむ、これはわかりやすい。
が、梅干しを眺めながらご飯だけ食べるかのような豊かな想像力と
条件反射を要します。
 
 
「管楽器演奏とかけて梅干し観察ととく
 
その心は
 
どっちもツバがでます」
 
 
苦し紛れのひとり妄想なぞかけは、空を切るばかりです。

 
本番までに皆についていけるようになるのだろうか。
ネガティブな単語が脳裏に浮かんでは消えていきます。
 
 
戦力外
厳しい現実
目の当たり

 
お、5・7・5だ。
 
…いや、字余りか…。

練習報告【7.22】

TPのozawaです。

日本の男子サッカーも強くなったけど、
メダルをとったのは1回しかない。
それは1968年のメキシコオリンピックでの銅メダル。
サッカー後進国であった日本がメダルをとったことは奇跡と言われた。
 
もちろん、道は平坦ではなかった。
予選リーグ戦の途中で、攻守の要であったキャプテンの
八重樫茂生が右ひざの靭帯断裂の重傷を負ってしまった。
当然、八重樫はもう試合には出られない。
そういう中、八重樫がとった行動は「まだ手が動く」と言って、
チーム全員のユニフォーム洗濯係をかってでたこと。

そんなことは宿舎の従業員に任せることができたろう。
でも、試合には出られなくなったキャプテンがチームの
ためになろうとしてる行動は「負けるわけにはいかないですよね」と、
釜本邦茂をはじめとするメンバーの気持ちをひとつすることができた。
それこそがチーム奮起の源となり、結果としての快挙のメダルと言われる。
 
昨日の練習前、サックス隊は難曲ソリの練習をしていたらしい。
そのソリが難しいこともさることながら、
うちのサックス隊ではちょっと無理だろうと内心思っていた。
入賞当然学バン出身者が揃う都内有名バンドじゃないんだし。
 


(↑二時間みっちりと、ある曲のソリを徹底的にあわせるサックス隊。 )

でも、その仕上がりを聴かせてもらうと心が震えた。
個々の技量的にはけっして高くないアマチュアが、
実力以上に一つの楽器になっていた。

同時に、この曲を十分に演奏しきれていない自分を恥じた。
この曲だけは自分でできる最高の演奏をしてあげなきゃと思った。
隣で吹いていた師匠も「この曲はもっと譜面を練習しとかなきゃ」とつぶやいていた。
きっと同じ気持ちだったんだろう。
 
アマチュアバンドが楽しいのはこういうところにある。
他のパートが練習を重ねて、その程度だろう技量がひとつの成果にまとまると、
周りにも伝播する。曲全体の緊張感が増してくる。
すると、個々の実力以上の仕上がりになる。

(↑今年に入って一番メンバーが集まった図。)
 

この力がステージで常に出せれば、アマチュアの域を超えたものになるだろう。
しかし気負い過ぎて、ここぞという時に出せないのも人間。
それも良いだろう、次回は必ずある。


 

男子サッカーは、土曜日のメキシコとのプレ・マッチで快勝した。
1968年にメダルを決めたのも、そのオリンピック開催国だった
メキシコからの勝利によってであった。

もしかすると、今回のオリンピックが久々のメダル獲得チャンスなのか?
と思いながら観戦していた。
木曜日のスペイン戦が楽しみである。

ozawa

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